所有する賃貸不動産は、すでに「資産」

●鍵の保管と申し込みの重複には十分注意する

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 賃貸物件を複数の仲介会社に依頼する時に、気を付けなければならない点があります。「鍵の保管」と「申し込みの重複」です。まず「鍵」ですが、通常、鍵は3本が1セットになっています。複製と区別するため、これをマスターキーと呼びます。
「大家さん」は入居者に2本のマスターキーを渡し、1本を保管します。入居者に複製を渡してはなりません。入居者は退去の際、このマスターキー2本を返還します。これで、キーの安全性が確認できるというわけです。仲介会社が複数にわたる場合、複製キーをつくることになります。「大家さん」は、入居者に2本のマスターキーを渡す責任があるので、その所在をつねに確認しなけれ
ばなりません。
 
つぎに、申し込みのバッティングは、仲介会社がいちばん嫌がることです。「大家さん」は、
常時申し込み状況を把握し、仲介を依頼した不動産会社が混乱しないよう仕切らなければなり
ません。
電話で申し込みがあれば、迅速かつ正確に連絡しましょう。このように、賃貸募集に
も多少の「コツ」はあります。

●資金管理で重要な点は、絶対に「雇用収入」と混同しないこと

 「資金管理」。わかりやすく言い換えれば、「ここずかい稼ぎ」です。難しくとらえる必要はありません。物事は難しくイメージしたとたん、理解できなくなります。できる限り類型化し、マンガチックに考えることが理解を早めます。
さて、資金管理を小遣い帳と言った真意ですが、どちらも現金の流れを記帳するからです。
収入欄には、現金が「いつ」「どこから」「どれだけ」入ったのかを記載します。支出欄には、
現金が「いつ」「どこへ」「どれだけ」出ていったのかを記載します。 そして、月ごとに収入・支出の合計を計算し、手元の現金と突き合せをします。
残金があれば繰り越して、翌月に回します。残金が不足すれば赤字記帳し、どこからか借り入れて、帳尻を合わせます。資金管理を簡単に記述すれば、この程度です。必要とされる数学的能力は、足し算と引き算です。資金管理の注意点は、雇用収入と混同しないことです。所有する賃貸不動産は、すでに「資産」です。「資産」は、独立してキャッシュフローを生み出す存在です。

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大事なことは、キャッシュフローを生み出す「資産」は、雇用収入からも独立していることです。「資産」と「大家さん」の関係は、「資産」の所有者が「大家さん」にあるという事実のみです。かりに、「大家さん」であるあなたが「資産」を売却すれば、所有権は他の第三者に移動しますが、「資産」の存在価値は何ら変化しません。

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